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オールブラックス

ハカ


現在、マオリ人以外のニュージーランド人が、ハカと言うと、「カ・マテ、カ・マテ」と呼ばれる最も有名なハカのみを連想する人がほとんどです。多くのニュージーランドのスポーツチームあるいは選手が、海外遠征中に、この「カ・マテ」ハカを披露するのをよく目にします。その中でも、オールブラックスの試合前に行なうハカは、海外でも大変有名で、オールブラックスにとっては無くてはならないパフォーマンスとなっています。


ハカ-カ・マテ
オールブラックスの伝統的なハカ「カ・マテ」は、オールブラックス独自のものではなく、ナティ・トア族の名高い首長テ・ラウパラハによって作られたものと言われており、オールブラックスは、承諾を得てこれを披露しています。

マオリ人の信じるところによると、太陽の神であるタマヌイトラには二人の妻、夏の乙女(ヒネラウマティ)と冬の乙女(ヒネタクルア)がいました。この太陽神とヒネラウマティとの間に生まれた子供、タネロレからこの踊りが始まったとされています。タネロレとは、夏の暑い日に見られる大気の揺れのことで、踊りでは手を震動させて表現します。


Haka

a ka mate, ka mate
ka ora, ka ora
ka mate, ka mate
ka ora, ka ora
tenei te tangata puhuruhuru
nana i tiki mai whakawhiti te ra
a hupane
a kaupane
a hupane, kaupane
whiti te ra
hi!



それは死!それは死!
それは命!それは命!
それは死!それは死!
それは命!それは命!
天上にいるあの人が
私に命を与えてくれる
昇っていく
一歩ずつ
陽光に向かって
ヒ!


カパ・オ・パンゴ-オールブラックス独自のハカ
2005年8月、カリスブルックで行われた、トライネーションズの南アフリカ戦で、オールブラックスはチームのための新しいハカを初めて披露しました。

カパ・オ・パンゴは1年間かけて、ティカンガ・マオリ(マオリの文化と習慣)の権威である、ナティ・ポロウ族出身のデレク・ラーデリによって、チームのために書かれました。その歌詞と動きは、ニュージーランドの大地、シルバーファーン、黒装束の戦士をほめたたえ、題名の「カパ・オ・パンゴ」は、「黒のチーム」を意味します。

「カパ・オ・パンゴ」は、伝統的なハカ「カ・マテ」に代わるものではなく、オールブラックスの伝統に新しい息吹を吹き込んだもう一つのハカであり、その時々のチームの判断により披露されます。


Haka

kia whakata hoki au i ahau
hi aue, hi
ko aotearoa e ngunguru nei
au! au! aue ha!
ko Kapa O Pango  e ngunguru nei
au! au! aue ha!
i ahaha
ka tu te wanawana
ki runga i te rangi e tu iho nei, tu iho nei
ponga ra!
Kapa O Pango !
ponga ra!
Kapa O Pango!
aue hi!



この世に生を受けたときに戻してくれ
この生命の躍動を地球に返させてくれ
今、ニュージーランドが嵐を呼ぶ
ついにやってきた!
我々の瞬間が!
情熱が燃え上がる!
それが我々オールブラックスだ
ついにやってきた!
我々の瞬間が!
予感が爆発する!
パワーを感じろ
圧倒的な力がわき上がる
力の差を見せつける
頂点を目指して
シルバーファーン!
オールブラックス!
シルバーファーン!
オールブラックス!
アウエ ヒ!


マオリ文化におけるハカ
ハカとは、マオリの踊りの総称です。今日、ハカとは男性が前に並び、その後方で女性がヴォーカルでサポートするマオリの踊りと定義されています。今日よく見られるハカは「タパラヒ」と呼ばれる、武器を持たないものです。

マオリ文化の中でも、この入り組んだ踊りは、マオリ族の情熱、活力、アイデンティティーを最も顕著に表現しています。マオリ人にとってハカは、自分たちが楽しむためだけではなく、訪問客を歓迎し、もてなす際に非常に重要な役割を果たす習慣でもあります。ハカの出来映えにより、部族の評判が左右されるのです。(ハマナ・マフイカ)

ハカは、挑戦や抗議、その時々に実際に起こった出来事、その時の懸念や問題などを反映しています。


オールブラックスとハカ
ジョセフ・ウォーブリック率いる、オールブラックスの前身であるニュージーランド・ネイティブズが初めて披露して以来、ニュージーランドラグビーの伝統としてハカは非常に重要な役割を果たして来ました。このハカの持つ神秘性は、試合に対するすさまじいまでの決意と情熱、さらに洗練された技術とともに進化し、いまやニュージーランド国代表の試合のトレードマークとなっています。

ハカは、太平洋のポリネシア文化圏に属するニュージーランドの先住民族マオリから受け継いだ独特の文化です。

オールブラックスは、正確に、激しくハカを披露することで、試合に挑む精神的な支えとなっています。


 
 
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