オールブラックス「状況に適応して調整」が優先

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オールブラックスのスティーブ・ハンセン監督は、台風でも地震でも、大会前からこのような中止の可能性があることは全てのチームが了解していたことであり、予見できないことに備えるのも準備の一部、と話しています。

「この状況に適応して調整しなければならない。それは、ラグビーの試合でやらなければならないことでもあり、それは時に試合外でも同じこと」、とも語っています。

必要な調整とは、選手がプレーをしないという事実を理解すること、コーチ陣、強化やコンディションを担当するチームもその事実を理解し、トレーニングを状況に合わせて変更すること、と話しています。

「キャプテンズランの代わりに、違うトレーニングを行います」

恐らく土曜は屋内で練習し、日曜は天候を見てできることをやるようにし、月曜には準々決勝に向けて準備を進める、と言うことです。

大型台風上陸の可能性があるなら、安全が最優先であり、中止の決定は大きな問題ではなかった、としています。

「オールブラックスにとって規律を乱すような問題はありませんが、影響があるとすれば、怪我から復帰しているロックのブローディ・レタリックとセンターのジャック・グッドヒューにはもっとプレーする時間が必要だった、という点だけです」

オールブラックスはこの状況をポジティブに捉えています。

「対戦相手がどこのチームでも、我々は準々決勝まで時間の余裕ができたので、行うトレーニングの内容を変更するだけです」

土曜に行われるはずだった試合を想定したトレーニングを金曜にはしっかりやりたい、とハンセン監督は話しています。

キーラン・リード主将は、試合中止はそれほど対応に困ることではない、と語っています。

「選手がプレーしたいのは当たり前で、ワールドカップという舞台で中止によりプレーできないのは辛いこと。影響のある全てのチームにとっても、試合を観戦できないファンにとっても残念なこと」、とも述べています。

「安全が中止の理由であることを受け入れて、来週の準々決勝に向けて調整する。私たちはポジティブに捉えている」、と話しています。

カナダと対戦してから中2週間以上空くことになりますが、リード主将によれば、チームは長い間一緒にトレーニングを積み、準備は万全なので問題ないと考えているとのこと。

「時間が空くことと、来週に備えてどのように準備をするか、ということは関係ありません。私たちチームは待ちきれない思いです」

金曜のトレーニングでは、存分な体力をつけるために、きついトレーニングをたくさんこなす、とリード主将は自信を持って語っています。

ハンセン監督は、「中止により戦うチャンスを失い、先に進めないチームがあるのは残念なこと。同じ状況であれば自分たちも失望しただろう。ニュージーランドは影響のあったチームの無念にも心を向けている」、とも述べています。

また監督は、今まで素晴らしいイベントとして続いている今大会が、天候に影響を受けた大会として記憶されないでほしい、とも語っています。

「今大会で満席ではないスタジアムを目にしたことはないと思います。質の高いラグビーが繰り広げられ、多大なサポートに支えられている。ワールドカップはこの時期に開催されるのが通例ですから、この時期に台風などのリスクがあるのは仕方がありません」

日本対スコットランドの試合は日曜日に横浜で開催されるチャンスがありますが、これもまだ確定ではありません。ハンセン監督はプールAの最終戦が行われることを願っています。準々決勝のオールブラックスの対戦相手を決める興味深い試合だからですが、それだけでなく、試合のない残念な週末からポジティブな気持ちを引き出したいところです。

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